日本食レストランで日本人女性4人力を合わせて頑張るつもりだった。
だが、お互い見えない壁がどうしてもあった。みんなが同じ境遇で働いているわけではない。現地採用で働いているのは私と先輩Eさんで、他の2人はそれぞれ日本から、シンガポールから来ていたのだ。その2人がなにかとややこしかった。バンコクには一時的に応援として来ているものの態度はでかいし、やたら調子乗っててうざかった。シンガポール本店から来た女性は別に構わない。だって実際仕事もよくできるし、本店に長く勤めていた人だから偉そうにしていて当然である。しかし、日本から来た女はただのオーナーの知り合いで仕事の経験は0。そしてこいつがこれからうちの店で問題児になっていくのだった。