その子には小学校1年生の教科書のワークブックをさせることにした。

簡単そうに問題を解いていっているものの、やっぱり間違えがある。たとえば、「妹」とひらがなで書いて、という問題に「いもおと」と書いたりするし、「握手」と「あくしゅう」と書く。この子はこういうところが弱いのだ。外国人もこういう音を書くときはよく間違える。「食器」もひらがなで書けなかった。鉛筆が止まってしまったのだ。やっぱり1年生のレベルだ。この子は中学1年生なのに・・・。同じ日本人としてどうにかしてあげたくなった。きっとお母さんもお父さんも危機感を抱いているだろう。